訃報

4月7月に、二次元ドリームノベルズ、二次元ドリーム文庫で
ご活躍中でした綾守竜樹さんがお亡くなりになりました。

昨年の1月頃からご容態を崩されて、その後、
白血病である旨をご本人から編集部に伝えられていました。

半年前、病院にお見舞いに行った際に、綾守さんは
「セカチューのヒロインと全く同じ病気ですよ。
映画に出てきた集中治療室。まさにあのまんまでしたよ!」
「今、自分の脈拍がリモートでナースセンターに
繋がっているのですが、小説を執筆していると思わず興奮して
脈拍が上がってしまうのです。そうなると、センサーが
ピピピピッ!と反応して、看護婦さんがドタバタとやってきて
大変です」
と、冗談混じりにお話されていたので、
「順調に回復に向かっているのかな?」と感じていました。
しかし今にして考えれば、私を心配させまいと精一杯気遣ってくれて
いたのだろうと思います。

綾守竜樹さんとの出会いは7年前に遡ります。
2000年、二次元ドリームノベルズがまだ十数冊しか出ていなかったひよっ子の頃です。
編集部にやたらと分厚い投稿小説が送られてくるようになりました。
実は当時、柔軟性に乏しい編集部は(今でも乏しいですが)、
独特な文体、難解な描写についていけず採用を見送っていました。

しかし、投稿者の名前をどこかで見たことがあるなあと思い、ネットで検索してみたところ、
「秘密の図書館」という投稿小説サイトに寄稿している方だということがわかりました。
しかもその投稿作品は、以前から個人的に気に入っていたものだったので、
「『秘密の図書館』に掲載されている小説、わかりやすいので、あちらをベースに執筆してください」
と、あらためてお願いさせていただき、これが後の『百姫夜行』シリーズとなりました。

綾守竜樹さんは、一緒に仕事をし始めた当初から
編集にハッキリとモノを申す作家さんでありました。
お互い頑固者でしたので、たびたび衝突がありました。
おそらく、作品について一番議論を闘わせた作家さんではなかったかと思います。

ここ数年では、綾守竜樹さんの作品は多くのファンを得て、
小説の売上も順調に伸びていました。そんなこともあって徐々に衝突も減り、
綾守さんの思うまま書いていただくようになっていました。
でも、もしかしたら、それはこちら側の単なる手抜きだったのでは?
綾守さんはもっとアドバイスや意見を求めていたのでは?
と考えると、悔やまれてなりません。

昨日、葬儀に参列した際には、そんな色々な思い出が
頭の中を駆けめぐり、涙が止まらなくなりました。

綾守さんは、
モバイル二次元ドリーム用の原稿、『「御堂レイカ」外伝」』と
二次元ドリームノベルズ『魔法少女アイ外伝 魔法少女メグ』を執筆中でした。
他にも『魔斬姫伝』『百花繚乱』『百姫夜行』の続編の構想も
考えていたようでした。
倒れる最後の最後まで原稿のことを気にかけておられました。
本当に一作一作を大切にされる作家さんでありました。

ここに心より、綾守氏のご冥福をお祈りいたします。
編集部一同

なお、次号(6月発売号)の二次元ドリームマガジンでは何らかの形で綾守竜樹氏の
追悼特集を組みたいと考えています。

【2007/04/09 22:04】 | お知らせ | page top↑
| ホーム |
  1. 無料アクセス解析